リフレクソロジー

リフレクソロジーの誕生とイギリスでの普及

痛みの緩和を目的に手や足を揉むという行為は相当むかしから行われており、麻酔がまだなかったころの手術時の痛みの緩和にも手や足を揉むということが使われていたようです。ただし現在のリフレクソロジーの発祥はアメリカであり、医師のウィリアム・フィッツジェラルド (1872年〜1942年)が発表した「ゾーン・セラピー」という書籍に現在のリフレクソロジーの基本概念がまとめられています。 ウィリアム・フィッツジェラルドは、手術中の患者がベッドに手足を押し付ける行為を観察し、これを医学的に研究したところ、こうした行為に痛みを和らげる効果があることがわかり、研究結果を「ゾーン・セラピー」にまとめあげました。その後、アメリカの理学療法士、ユーニス・イングハム(1899年 - 1974年)は、フィッツジェラルドの「ゾーン・セラピー」を発展させ、足の内臓反射区が身体の各部位に対応していることを解明し、足の裏と内蔵をひとつの地図にまとめあげたフットチャートをつくりあげました。このフットチャートが現在のリフレクソロジーの基礎となっています。 またユーニス・イングハムの教え子だったドリーン・ベイリーは、1960年イギリスでリフレクソロジーを紹介したことから、この施術方法がイギリスで急速に普及します。イギリスでは、リフレクソロジーは保険医療にも組み込まれ、ホスピスや緩和ケアに用いられていますが、ユーニス・イングハムの紹介がなければ、西洋式リフレクソロジーは確立されていなかったはずです。 その後ユーニス・イングハムは1978年に初のリフレクソロジースクールを設立しますが、これによりリフレクソロジーはヨーロッパ中にも普及していくことになります。